昭和60年 第1刷発行
ある教師が命を狙われてると思ったら、別の教師が殺されちゃった。
後日、自分と仮装行列で入れ替わった教師も殺されちゃった。
やばーい、自分狙われてるんじゃない。
でも、狙ってたのは別の人物だったよ。
犯人はアーチェリー部の部長と1年生
自分を狙ってたのは妻
実はアーチェリーの矢をつつかえ棒にして、密室トリックを偽装していたよ。
動機は1年生が自慰行為を合宿の時に見られたからだよ。
妻は不倫してたので、旦那を殺したよ。
一番、驚く点は昭和60年かな。
今でもそうだけど、東野圭吾さんの作品は心理描写、この作品だと江戸川乱歩賞の選評
にもかいてあるけど、犯人の動機が弱い。
やっぱり、小説の組み立て方なんだと思う。
この作品だったら、最後妻に殺されるありき、主人公が自分に危険がないと勘違い
主人公に危険が去ったと思わせるには、まず最初に主人公が襲われないと、
どうせだったら、入れ替わりも犯人の計画にしておこう。
そうさせるための人物配置、ミスリードのちりばめ方。
ゴルフ、打ちっぱなし。